- 対話コーパスを利用した談話研究
- 情報共有やリスク回避のためのコミュニケーション行動の研究
- ワークプレイスのインタラクション研究と多文化共生支援
- ことばのユニバーサルデザインの検討
- 対話ベースの言語学習
- ピア学習活動の実践的研究
普段私たちが何気なく交わしている対話には、コミュニケーションのしくみをひもとくヒントがたくさん転がっています。自然発話データを利用し、母語場面や接触場面におけるやりとりを分析すると、参与者同士がお互いに不均衡な背景知識をすり合わせながら、対話を進行させ、現場の課題を解決していくという実態が見えてきます。
たとえば、外国人と日本人とが働いているワークプレイスの現場では、一見コミュニケーションはうまくいっているように見えても、潜在的なコミュニケーションギャップがさまざまなレベルで存在します。
ワークプレイスにおけるミスコミュニケーションやミスマッチの事例を抽出あるいは予測することで、身近にあるグローバル化がもたらす新たなコミュニケーションの課題を明らかにできると考えています。
そして、誰もがアクセスできるコミュニケーションの方法やスキルを習得していくためには、どんな言語教育プログラムが有効なのかを探っているところです。
吉田 悦子 Etsuko Yoshida
滋賀県立大学 人間文化学部 国際コミュニケーション学科 教授
言語学とコミュニケーションに関する研究、対話のメカニズム解明のための基礎研究をしています。
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滋賀県立大学 人間文化学部 国際コミュニケーション学科
吉田悦子研究室
Etsuko Yoshida Ph.D.
Department of Intercultural Communications
School of Human Cultures University of Shiga Prefecture
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